ダウンに穴が!!羽毛がとびだしてきた!
本日は、ダウンジャケットのお直し紹介です。
『ダウンに火の粉が飛んで、溶けて穴が空いてしまった!
そこから羽毛が飛び出してきてしまうので、どうにかお直しできないでしょうか?』
との、ご相談でした
実は、当店では、革製品や着物素材、ダウンなど特殊な素材の洋服のお直しは、基本的にお受けしておりません…
しかし、見させて頂いて、なんとかお直し可能なものであれば、お受けしております せっかく店頭まで足を運んでいただいたのに、お断りするのはとても心苦しく、できる限りの努力はさせていただきます
可能なお直し方法のご提案を致します。
お気軽にご相談下さい
ダウンジャケットの作りは、主に二種類あります。
① 羽毛が、中でパック状に包まれているもの
② 羽毛が、包まれておらず、直接入っているもの
(ユニ○ロのライトダウンのような、薄手で
軽いものは、このタイプが多い)
①であれば、生地を解いていくことが可能なので、そこまで神経質にならずに比較的お直ししやすかったりします。
以前、このタイプのジャンパーのファスナー替えを修理しました。
しかし、②の場合、生地を解いた途端に、ダウンが吹き出してきます。
ドラマのシーンでよく見る、枕投げをしていて羽毛枕が破けた時の、あの状況になります
今回のダウンジャケットは、②のほうでしたので、ミシンは使えず、手縫いで穴を補修し、補修跡は目立つことをご了承いただき、お直し致しました。
まず、ポケットの中側から、表生地と同じ生地を少し切り取れそうだったので、できる限りめいっぱい取り、切り取ったところは、別布でもと通りに。
穴はまず、ダウン用の補修シールで接着し、ダウンを封じ込めてから、その上から、切り取った共布をのせて、まわりを手で縫い止めていきました。(同生地の移植手術)
もちろん、補修跡はわかりますが、そこだけに注目せず、遠目から見たら、お直ししたことを知らない人からしたら、気づかないかもしれません
こちらは、¥2000(税別)でした。
冬場から春先にかけては、特にこの穴あきのお悩みが発生します
ナイロン生地は、火の粉ですぐ溶けてしまうので、初詣などは、ダウンは避けたほうが良さそうですね
カエルくんでは、ご依頼をお断りすることがないよう、努力し、技術向上を目指してまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致しますm(_ _)m
ただいま、来年度の通園・入学グッズ製品の製作中です 昨年は、オーダーでのみの製作販売でしたが、 『出来上がっているグッズは売ってないの?』 との問い合わせが多かったため、今年はオーダーの他に、完成品の販売もすることにしました 10月より、wee+一階にて展示いたします。 作品が仕上がり次第、ブログにてアップしていきますので、よろしくお願いします☆-( ^-゚)v